藤井聡太が4冠王って?将棋大賞について調べてみた
産経ニュースや毎日新聞で、藤井聡太が4冠王になったと報道されていますね。
一体どういうことなのでしょうか?
【将棋】藤井聡太六段、実質デビュー年度でいきなり四冠王 七段昇段スピード出世も(1/2ページ) - 産経WEST
将棋:藤井六段が年度4冠 対局数・勝数・勝率・連勝数 - 毎日新聞
内容を見てみると、13日に対局数、勝数、勝率、連勝の4部門でトップを独占したとのこと。
なるほど、将棋大賞のことを言っているのですね。
ただ、将棋会で一般的に言われている冠王というのは、タイトルの事なので誤解を招きそうな表現ですね。
将棋連盟の公式サイトでも、4部門独占という言葉を使用しています。
藤井聡太六段、将棋大賞記録4部門独占のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟
さて、将棋大賞についてあまり知らなかったので調べて見ました。
将棋大賞は個人賞、記録部門、優れた対局内容による賞、その他の賞と4種類あり、それぞれにいくつか賞があるとのこと。
毎年、3月〜4月頃に発表されているみたいですが、このうちの記録部門というのは、客観的な数値で決まるもの(勝率1位賞、最多対局数賞、最多勝利賞、連勝賞)なので、発表がされていなくても、全ての棋士の対局結果を統計すれば分かるみたいです。
なお、記録部門以外では、個人賞は最優秀棋士賞、優秀棋士賞、敢闘賞、新人賞の4つがあり、
優れた対局内容による賞では、名局賞と名誉賞特別賞の2つがあり、
その他の賞では、特別賞、升田幸山賞、升田幸山賞特別賞、東京将棋記者会賞の4つがあります。
これらは選考委員が発表するそうなのですが、藤井聡太の1年の活躍は前代未聞であったので、最優秀棋士賞や新人賞なども取る可能性はかなりあると思われます。
今年の将棋大賞は、藤井聡太がどれ位賞を総取りしていくか、見物ですね。
なお、今までの将棋大賞では、最優秀棋士賞を21回受賞するなど羽生さんがかなり目立ってました。
今までの将棋大賞受賞者についてはこちらWiki参照。将棋大賞 - Wikipedia
今まで自分は将棋を見ることより、将棋を指すことが中心だったのでこういった棋界のことはあまり詳しくなかったのですが、こういった賞が多数あるのを知ると、見るのも非常に面白くなります。
藤井聡太の動きには今や将棋を知らない人でも注目する位ですしね。
自分も藤井聡太の活躍ぶりでプロの世界により興味を持ったと思います。
それではこの辺で。