将棋系男子のLifeStyle

【序盤研究】雁木の自信のある変化と自信の無い変化

f:id:jinnan21:20181003174332p:plain

 

相居飛車では雁木を指すと決めているのですが、

今回はですね、

雁木について自分の自信のある変化と、

逆に自信が無い変化を書いていきたいと思います。

またその自信の無い変化の場合においての改善策も書いていく予定です。(次回記事)

相居飛車で雁木を指す方の参考になればと思います!

 

まずは、自信のある変化からです。

 

テーマ図① △3五歩まで

f:id:jinnan21:20181003155338p:plain

先手側から見て、相手が7三に銀がいる状態で△7五歩とついてくる変化です。

相手の玉形は色々なパターンがありますが、どの玉形であれ、この攻めに対しての対抗策としては、結構自信があります。

理由としては、ここで、▲7五同歩と取る変化があるからです。一見、同歩とするのは当たり前なのですが、雁木が流行った当初はプロ間でも、同歩とは取らずに他の手を指して、△7六歩と取らせてから▲同銀とする形が結構指されていたかと思います。

しかし、自分はその変化よりも、ここで同歩とする変化の方が良いと思っています。

 

理由を述べるに当たって、まずは盤面を進めてみましょう。

後手の△7五歩に対して、

▲同歩、△8四銀、▲7六銀、△7二飛車とした局面がこちら。

テーマ図①-1 △7二飛車まで

f:id:jinnan21:20181003160703p:plain

 

後手は、攻めの銀で先手側の守りの銀と交換をする狙いを持っています。今までの一般的な考え方で言うと、攻めの銀と守りの銀の交換は、攻め側が得をするというのが当たり前でした。

ですが、この変化に関しては、意外とそう言う訳では無いのです。

 

テーマ図①-1から、先手は、▲6七金とします。

①-1a ▲6七金まで

f:id:jinnan21:20181003161003p:plain

 

ここから後手は、狙い通り、△7五銀と銀をぶつけにいき、先手も▲同銀と銀交換を受け入れます。

テーマ図①-1a以下

△7五銀▲同銀△同飛車▲7六歩

 

テーマ図①-1b ▲3四歩まで

f:id:jinnan21:20181003161756p:plain

さて、後手は攻めの銀と守りの銀を交換することができ、一見攻めが成功したように思います。

先手の▲7六歩という自然な手に対して、どう指すか。

7一飛車や7二飛車、7三飛車は、▲8二銀打ちや▲6一銀打ちなどが見えるので、ここでは△7四飛車が自然でしょう。

そこで先手も自然と▲4七銀と駒組みを進めます。

 

テーマ図①-1c ▲4七銀まで

f:id:jinnan21:20181003162142p:plain

さて、一見、後手としては銀交換が成功し、1歩も手にする事ができて、更に7三桂馬など跳ねる事ができて良い形を作る事が出来そうですが、果たして本当に良いのでしょうか?

ここから、

△2二玉▲5六銀△3二銀▲6八玉△7三桂馬(テーマ図①-d)と自然に進んでいきますが。

 

テーマ図 ①-1d △3二銀まで

f:id:jinnan21:20181003162802p:plain

 

実はすでにこの局面、先手が非常に指しやすいのです。

自分はこのような展開を3回程経験してますが、後手側は難しいから時間を使ってくれますが、結局手が無いので、手待ち的な手をする人が多いです。

更に、テーマ図①-1dに関しては先手側は明確な狙いがあり、それは後手の飛車を確保する事です。

テーマ図①-1d以下▲7五銀打ち△9四飛車▲9六歩と指すとどうでしょう。(テーマ図①-1e)

 

テーマ図①-1e ▲9六歩まで

f:id:jinnan21:20181003164320p:plain

すでにこの局面ははっきり先手良しと言っても良いと思います。

後手が飛車を助けるには△3五歩が目に見えますが、

それには▲9五歩△3四飛車(ここで△5四飛車や△4四飛車も同じ)▲4五銀△1四飛車▲1六歩となった局面です。

 

テーマ図①-1f(結果図 ▲1六歩まで)

f:id:jinnan21:20181003164810p:plain

この局面では、後手の飛車はすでに助からず、先手がかなり指しやすいといえるでしょう。またテーマ図①からテーマ図①-1fまで分岐は色々とありそうに見えて、意外とないため、自然とこういった展開になる事が多いです。よってテーマ図①に関して、自分は自信を持っています。

 

それでは、次に自信が無い変化について書いていきます。

逆を言えば、対雁木において非常に有効となり得る作戦です。

 

テーマ図② △8四銀まで

f:id:jinnan21:20181003165408p:plain

テーマ図①の局面はテーマ図②の△8四銀に代えて、△7五歩でしたが、

テーマ図②では、△7五歩を後回しにし、先に7五に銀を上がっていく作戦です。こちらの方が△7五歩よりも普通な指し方ですね。

さて、先手は普通に駒組みを進めていきます。

テーマ図②以下

▲4七銀△7五歩▲5六銀とします。

 

テーマ図②-1 ▲5六銀まで

f:id:jinnan21:20181003170645p:plain

ここで、後手の手としては△7六歩と△7二飛車がありますが、

△7二飛車の方が、△7六歩よりも、先手側の変化を無くしていて良いです。

△7六歩なら▲同銀△7二飛車に▲6七金として、△7五銀とぶつけたら、

▲同銀△同飛車▲7六歩とテーマ図①の変化に合流します。▲6七金に対して△6四歩と指すことも出来るのですが、やや難解です。

その為、テーマ図②-1では△7二飛車が良いです。

 

テーマ図②-1a △7二飛車まで

f:id:jinnan21:20181003172145p:plain

 

さて、実はこの局面、既に先手が困っているのです。▲7五歩とする場合は△同銀となり、その形は後手の攻めがきれないです。テーマ図①と比較した場合、銀交換にならずに、攻めの銀で角頭を抑えながら、8筋も絡めて攻める事が出来るからです。

また、テーマ図②-1bでは6五歩もあるのですが、△同角成▲同金△2二銀で、次の△8八角や△7六歩が残り、後手が指しやすいです。

よって、この変化は非常に自信が無いです。

 

その為、この変化にならないように先手は途中で手を変える必要があります。

それはまた次回、記事にしようと思います。 

ここまでお読み頂き、有難うございました!

アマチュア将棋主要大会まとめ【2018年版】

f:id:jinnan21:20181001153610p:plain

 アマチュアの将棋大会って沢山あるけど、
いつ頃開催してるのかとか、どんな大会があるかについて知らない人が意外と多いと思います。
そこで本記事では、
一般(個人)向けの主要大会をまとめました。
※学生大会と女流大会は本記事では取り扱いません。
過去5年間分の優勝者の名前も挙げてあります。(今年度開催の結果が出てないところは分かり次第更新予定。空白の所は情報無かった箇所なので知ってる方いたら教えてください。)
また、各大会について、日時や場所など詳細情報を知りたい方は、まずは、お住まいの各都道府県の後にその大会名をつけて検索してみてください。それでも情報が見つからなかった場合、将棋連盟の各都道府県支部、もしくは、日本将棋連盟普及部(電話 03-3408-6105、メール fukyu@shogi.or.jp)まで問い合わせてみてください。
 

【全国大会】

 アマチュア竜王戦

22å¹´ã¶ãã®ã¢ãç«çã¸ã第31åã¢ããã¥ã¢ç«çæ¦å¨å½å¤§ä¼ã®æ§å­ããç´¹ä»ï¼出典:https://www.shogi.or.jp/column/2018/07/2231.html

・開催時期 
各都道府県で1〜5月にかけて予選が行われます。6月に代表者56名による本戦が行われます。
・概要 
この大会はアマチュア界で最も人気が高いと言って良い位の大会だと思います。読売新聞社が主催しています。本戦でベスト4以上はプロ公式の竜王戦6組への出場権が得られます。
優勝1回でアマ七段、3回でアマ八段が授与されます。
自分は昔は何回か出場していたのですが(予選敗退)、大学生になってからは学生の大会と日時が被って参加出来なくなってしまったので、来年以降は積極的に参加したいなぁと思っています。
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度 桐山 隆
2017年度 藤原 結樹
2016年度 渡辺 誠
2015年度 吉本 悠太
2014年度 下平 雅之
 

全国アマチュア王将位大会

決åé²åºã§éæ²³æ¦ã®åºå ´æ¨©ï¼ã第34æå¨å½ã¢ããã¥ã¢çå°æ¦ãåã¡æããã®ã¯ï¼

画像出典先:https://www.shogi.or.jp/column/2017/12/34.html

・開催時期 
例年9月〜10月に地区予選が行われ、12月に予選勝ち抜き者と招待選手(前年度の優勝者、他大会の優勝者)21名による本戦が行われます。
・概要 
優勝、もしくは準優勝すると、プロの公式戦でもある銀河戦本戦トーナメントへの出場資格が得られます。日本将棋連盟が主催で、囲碁・将棋チャンネルが後援しているそうです。
自分はこの大会は出たことがないのですが、聞いたことはあって非常に有名な大会です。こちらも来年辺りから出たいなぁと思ってます笑
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度 
2017年度 森山 賢平
2016年度 小山 怜央
2015年度 鈴木 肇
2014年度 中川 慧悟
 

全日本アマチュア名人戦

第72åã¢ããã¥å人æ¦å¥è³è

画像出典先:https://www.shogi.or.jp/event/2018/09/72_8.html

 ・開催時期 

各都道府県で予選が1〜6月に行われます。その後勝ち抜いた代表者64人による全国大会が8月か9月に行われます。
・概要 
アマチュアの名人を決める大会で、非常に有名で、優勝すること、または代表になることも、極めてレベルが高いと言えます。ここで優勝すると、何とプロ公式戦の棋王戦予選への出場権が得られます。また、プロ名人と角落ちでの記念対局をすることが出来ます。更に、1年以内に希望すれば三段リーグ編入試験を受験することもできます。
決勝は、NHK教育テレビで放送されます。また、1回優勝でアマ六段、3回優勝でアマ七段が授与されます。
主催は日本将棋連盟で、全国地方新聞社後援、共同通信社が協賛しています。
自分は大学に入る前位に、アマ竜王戦同様、何回か出たことがありますが、県予選で敗退していましたね。来年位からまた挑戦してみようかなぁと思ったりしてます。
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度 鈴木 肇
2017年度 横山 大樹
2016年度 天野 啓吾
2015年度 小山 怜央
2014年度 城間 春樹
 

全国支部将棋対抗戦・個人戦

æ¯é¨æ¦æ±å°åºå¤§ä¼ã®æ¨¡æ§_14

画像出典先:https://www.shogi.or.jp/event/2018/04/4725.html

・開催時期 
例年予選が1月〜3月にかけて各都道府県単位で行われます。そしてそれを勝ち抜いた代表選手による大会を東西でそれぞれ4月に開催し、東西の個人戦優勝者同士による決勝戦が、例年4月から5月に行われます。
・概要 
この大会は参加資格があり、日本将棋連盟の支部会員、もしくは、個人会員である必要があります。支部会員というのは、こちらの説明   https://www.shogi.or.jp/branch/rules.html を見てもらうと早いのですが、簡単に言うと、年会費3000円を支払って支部会員になることで、大会参加費が割引になったり、こういった大会の参加資格が得られたり、手帳が貰えたりなど色々とお得だよ〜と言うわけです。
自分は今までなったことが無く、また、あまり支部会員についてよく知らなかったということもあるのですが、実際に知ってみると入ったほうが良いなと思ってきたので、近々、入ってみようかなぁと思います。その際はまた記事にしたいと思います。
話が逸れましたが、本大会の予選は、所属している支部のある都道府県ごとの出場となります。
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度 横山 大樹    
2017年度 長森 優作
2016年度 桶屋 郁夫
2015年度 水谷 創
2014年度 吉岡 大和
 
 

全国シニア将棋名人戦

æ¯é¨æ¦æ±å°åºå¤§ä¼ã®æ¨¡æ§_15

画像出典先:https://www.shogi.or.jp/event/2018/04/4725.html

・開催時期 
例年1月〜3月にかけて、都道府県代表選考会(予選)を各都道府県で行います。代表となった選手は、4月頃に行われる東日本大会、西日本大会で競技し、それぞれの優勝者同士で、東西決戦を例年5月頃に行います。 
・概要 
シニアの方を対象とした大会ということで、参加資格が1月1日時点で満60歳以上、かつ、支部会員である必要があります。毎年、参加者はとても多いらしいです。所属している支部がある都道府県ごとに予選があります。
60歳以上のこうした大会があるのは良いですね。自分もシニアになったら出るのだろうなぁ。その時はまた記事にしたいですね!(30年以上先ですが笑)
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度
2017年度 武田 嘉弘
2016年度 伏見 浩
2015年度 武田 嘉弘
2014年度 喜瀬 松雄
 
 

朝日アマ将棋名人戦

ãææ¥ã¢ãå人æ¦ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

出典先:https://www.asahi.com/articles/ASL6B64V8L6BUCVL00D.html

・開催時期
例年9月〜12月にかけて予選が各地域単位で行われます。全国大会が例年3月に行われ、全国大会優勝者と朝日アマ名人による三番勝負が例年5月〜6月に行われます。
・概要
この大会は朝日という名前からも分かると思いますが、朝日新聞社が主催しております。
朝日アマ名人とベスト8以上は、なんとプロ公式戦の朝日アマ名人戦の出場権を得ることができます。ベスト8でプロ棋戦に出られるという事もあり、アマ強豪界では非常に人気の大会です。自分は出たこと無いですが、出て見たいなぁと思ってます。(結局全部出たい笑)
ベスト8まで頑張っていけば、プロと公式戦で指すことができるので、目標にしたいですね。
またこの大会は、アマチュア大会内で唯一タイトルマッチとなっていて、その年の優勝者は前年度の優勝者、すなわちタイトル保持者と3番勝負を行います。その際の対局は旅館で行うということで、プロの対局のような雰囲気を味わうことができます。将棋ファンには堪らないですね。
【過去5年間の優勝者】
2018年度 横山 大樹
2017年度 横山 大樹
2016年度 稲葉 聡
2015年度 稲葉 聡
2014年度 今泉 健司
 

しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会

ãããã¶ã赤æå°æ£å¤§ä¼ãã®ç»åæ¤ç´¢çµæ

画像出典先:https://twitter.com/jcp_igoshogi

・開催時期
例年8月〜9月に日本全国250箇所以上で地区大会、10月に都道府県大会が行われ、11月に都道府県代表と招待選手計56名による全国大会予選リーグが行われ、勝ち抜き者28名による決勝トーナメントが行われます。(先が長い笑)
・概要
しんぶん赤旗が主催の大会で、「初心者から強豪まで、だれでも参加できる」をモットーにしており、囲碁と将棋、それぞれの伝統文化の普及と発展に貢献する事を目的として行われています。通称は赤旗名人戦です。また、この大会は優勝すると、プロ公式戦の新人王戦への出場資格が得られ、準優勝者でもプロの新人王との記念対局ができるなどの、非常に美味しい特典があります。
将棋ファンなら是非参加したい大会の1つですね。自分は参加した事がないのですが参加してみたいです、参加します。
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度
2017年度 小山怜央
2016年度 横山大樹
2015年度 稲葉 聡
2014年度 天野 貴元
 
 

将棋プレミアム杯 G1グランプリ

第1æ å°æ£ãã¬ãã¢ã æ¯ G1ã°ã©ã³ããª

画像出典先:https://www.igoshogi.net/shogi/special/shogig1_1.html

・開催時期 
9月上旬から10月初旬にかけてインターネット対局による本戦を実施し、10月下旬に頂上クラス「銀河クラス」本戦ベスト8によるリアル対局の全国大会を東京にて開催。
・概要
こちらの大会はかなり新しいですね。2018年度現在で、第3期だそうです。優勝者にはなんとプロ公式戦の銀河戦に出場することができるという事で、非常に価値のある大会です。クラスも銀河クラス以外に、有段クラス、級位クラスと3つあり、それぞれ賞品も豪華なものになっています。またこの大会を特徴付けるものとしては、やはり、インターネット対局で順位を決めるということでしょうか(銀河クラスベスト8以上を除く)。インターネット対局は将棋ウォーズを使用するという事です。また、参加資格として、将棋プレミアムの会員になる必要があるそうですが、無料メルマガに登録するだけでも参加が可能だという事で、更に、参加費もかからないという事で、非常にお得、むしろ出なきゃ損といっても良い位の大会なのでは無いでしょうか?ぜひ興味ある方はこちらから詳細をご確認ください。
今年の募集期間は締切が9/16という事なので、今年出れなかった方でも、来年に是非チャレンジしてみてはいかがでしょう?
 
・過去3年間の優勝者
2018年度
2017年度 菅野 倫太郎
2016年度 板谷 孝寛
 

平成最強戦=東京

f:id:mizutama-shogi:20180812125123j:image

画像出典先:https://mizutama-shogi.hatenablog.com/entry/2018/08/12/132651

・開催時期 
8月頃
・概要
過去には1月に東京、8月に大阪と2回行われていた大会ですが、現在は8月に東京にて1度のみの開催です。都道府県ごとの予選がなく、全国大会となってます。優勝賞金も高い為、賞金を獲得する為に毎年多数の猛者が集います。その為、平均的なレベルはかなり高いです。しかし、他のアマ棋戦と違って、優勝しても称号などはありません。また来年からは平成が終わってしまうということで、大会の名称を変更するようですが、大会自体は存続するとのことです。実は今年初めて出てみたのですが、予選リーグは抜けたのですが、本戦トーナメントで脱落してしまいました。参加者のレベルは全体的に高いという印象ですが、来年も出れたら出たいなぁという感じです。
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
 
 
ここからは一般大会を取り扱いたいと思います。随時、更新予定です!
 

【関東の一般大会】

三浦三崎マグロ争奪大会

f:id:kurakuen:20171108094923j:plain

画像出典先:http://kurakuen.hatenablog.com/entry/2017/11/08/

・開催時期
例年、12月の最初の日曜日が多い?詳細は三浦三崎マグロ争奪大会の公式ページを参照するか、もしまだなかった場合は、日本将棋連盟の神奈川支部に問い合わせてみるのが早いですね
・概要
名前の通り、マグロを争奪し合う大会です。会場は三浦海岸駅から徒歩1分の南下浦市民センター。クラスはA級、B級、C級、レディース、小学生と分かれています。ちなみにA級でもB級でもC級でも、優勝するとなんとマグロ1本もらうことができます笑また、1本は貰えなくても10位位まで入賞するとマグロの一部が貰えるようです。
マグロ食べたくなってきた。。。是非、マグロを獲りに行きたいという人は参加してみてくださいね!
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
 

横浜名人戦

画像出典先:http://kanagawasyougi.sakura.ne.jp/result/images/2008/DSCF0704.JPG

・開催時期
例年、8月の初旬〜中旬の日曜日
・概要
こちらは京急上大岡で毎年開催されている大会です。クラスはA級、B級、C級と分かれており、A級では優勝すると何と商品券5万円分も貰えます。その為、強豪の参加率もかなり高いですね。横浜の名人を決める戦いなのですが普通に全国から多数参加する人がいます。また8月の中旬と夏休みの時期にかぶっていることもあり、学生も多い印象ですね。
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
 

箱根名人戦

画像出典先:https://www.odakyu-travel.co.jp/search/faci.php?faci_cd=4648008310

・開催時期 
以前は6月頃が多かったが今年は9月に開催されたりと、正式な開催時期は決まっていない可能性有り。
・概要
箱根にあるホテル花月園で行われます。正式な賞金は忘れましたが、優勝するとかなり貰えるので、ここも全国から強豪が多数参加します。遠くから参加される方は前泊する方が多いようです。自分もこの大会には何度か参加した事があります。惜しいところまではいけつつも入賞は出来ませんでしたが。箱根旅行も兼ねて前日から参加するのが良いと思います。温泉もありますしね!
 
【過去5年間の優勝者】
2018年度 浅倉 孝幸
2017年度
2016年度
2015年度
2014年度
 

【2018年版】関東のおすすめ将棋道場、将棋ができる場所12選

f:id:jinnan21:20181001160509p:plain
関東エリアのおすすめの将棋道場・将棋センター・将棋サロン・将棋スペース・将棋教室をまとめました。
どこの道場に行くか考えている人の参考になればと思います。
なお、将棋道場と将棋センターと将棋サロンはほぼ一緒です。
※修正箇所、もしくは皆さんが思うおすすめの所、その他何かあれば対応しますのでコメントください。
 
 
 

【東京のおすすめ将棋道場】

千駄ヶ谷将棋道場

f:id:jinnan21:20180831235048j:plain 
 言わずとしれた、将棋界で最も有名なところ、日本将棋連盟の本部がある所です。
プロ棋士の対局場がありますが、一般人は入る事は出来ません。
同じ建物内に将棋道場が設けてあり、そちらで対局をする事が出来ます。
千駄ヶ谷将棋道場はこちらでも紹介しております。
 自分は最近行っていないですが、以前より棋力ごとのレベルが高まっているとの情報がありました。
各曜日ごとにトーナメントがあったり、教室なども開催されています。
詳細は公式ページ、もしくは直接、道場にまでお問い合わせてみてください。
 
【基本情報】
  • 公式サイト:将棋道場のご案内|将棋教室|日本将棋連盟
  • Tel:03-3408-6167
  • 営業時間:平日、土日祝:午前10時〜午後9時(最終手合は、午後8時半)
  • 1日席料:一般が平日1000円、土日祝が1500円。(平日午後4時以降700円、土日祝午後4時以降1100円)
  • その他、支部会員、シニア、女性、学生、身障者割引あり。
  • アクセス:〒151-8516 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
  • 最寄駅:JR千駄ヶ谷駅/都営大江戸線国立競技場駅下車、徒歩10分
  • 東京メトロ副都心北参道駅下車8分(鳩森神社となり)
 

御徒町将棋センター

f:id:jinnan21:20180831235523j:plain

画像出典先:http://okachimachishougi.world.coocan.jp/

 強い人がたくさん集まる将棋道場です。ウォーズで五段や六段ある人でも、ここでは四段で指している場合が多いです。
たしかに御徒町のレベルで、かつ昇段規定をクリアして、四段から五段になるのはとても厳しいと思います。
毎日、賞金トーナメントが開催されていて、優勝者は五千円貰う事が出来ますので、腕に自信がある方は行ってみてはいかがでしょうか。
御徒町将棋センターについてはこちらでも紹介しております。
 【基本情報】
  • 公式サイト: http://okachimachishougi.world.coocan.jp/
  • Tel:03-3835-4987
  • 営業時間:平日:午前11:00〜22:00、土日祝10:00〜22:00
  • 1日席料:1100円、女性、学生500円
  • アクセス:〒110-0005 東京都台東区上野3-21-10(宝島ビル4階)
  • 最寄駅:JR御徒町駅徒歩5分

 

蒲田将棋クラブ

f:id:jinnan21:20180831235824p:plain

画像出典先
 こちらもとても強い人が沢山集まります。プロ棋士や女流棋士、奨励会の方が集まる事でも有名です。
結構道場内の大会なども頻繁に開催されているみたいなのですが、あまりそういう情報は発信されていないようなので、
気になる方は直接道場に問い合わせてみて良いと思います。土日は特に強豪が多数来るそうです。
 
 【基本情報】
 

新宿将棋センター

f:id:jinnan21:20180901000113j:plain

画像出典先:https://www.shogi.or.jp/shinjuku/images/hukei_01.jpg

 こちらは場所が新宿と都心にあり、将棋道場も駅から8分と、アクセスがしやすいですね。
新宿将棋センターも昔からありますが、道場内は禁煙エリアとなっていて、綺麗な空間です。
人も常時沢山いることや、滞在時間によって料金設定がされていると言う事もあり、行きやすいと思います。
こちらも千駄ヶ谷と同じように、道場に1回行くごとにチケットが貰うことができ、それを3枚貯めると、
プロ棋士や奨励会の方と1局無料で指導を受けることができます。
もちろん、規定のお金を支払えば、指導して頂くことも出来るので、プロ棋士の対局を受けたいと言う方にはお勧めです。
その日に居るプロ棋士や指導対局の時間などは公式の方で確認してみてください。
 
【基本情報】
 

囲碁将棋スペース 棋樂

f:id:jinnan21:20180901000457j:plain

画像出典先:https://igo-shogi-kiraku.jimdo.com/

 こちらはかなり新しいです。
先崎学九段と奥さんの囲碁棋士穂坂繭三段と一緒に経営しています。
土曜日か日曜日の午後に開催されているようで、公式のカレンダーを参照すると良いと思います。囲碁も将棋もすることができ、+2000円かかりますが、あの先崎学九段の指導対局を受けることが出来ます。自分はまだ行った事はありませんが、これは近々行ってみたいなと思います笑
指導対局を受ける際は、事前に申し込みをして行った方が良いようです。
子供将棋教室や、レベルアップ将棋教室などもあるそうなので、ご興味ある方は、公式ページか直接道場にまでお問い合わせしてみてください。
 
 【基本情報】
  • 公式サイト:棋樂のご案内 - igo-shogi-kiraku ページ!
  • 営業日:土曜、または日曜の午後。公式ページの予定表でご確認ください。
  • 1日席料:男性1000円、女性900円、小学生〜大学生800円
  • アクセス:〒167-0054東京都杉並区松庵3-38-14
  • 尾崎ダイヤビルB棟4階4B
  • 最寄駅:西荻窪駅徒歩1分
 
 

ねこまど将棋教室

f:id:jinnan21:20180901000643j:plain

画像出典先:https://twitter.com/shogischool

 株式会社ねこまどが運営している将棋教室です。
こちらは道場では無く、教室になります。
代表者は、どうぶつ将棋を生み出したことでも有名な、北尾まどか女流棋士です。
子供向けの将棋教室や、女性向けの教室、その他、プロ棋士による指導や有名アマ強豪などによるセミナーなど
様々なものがあります。校舎が沢山あって(将棋の教室でこれだけあるのはねこまど位?)、四谷校、秋葉原校、板橋校、渋谷校、
自由が丘校など色々あり、どんどん規模が大きくなっているみたいです。
気になった方は、公式ページ、もしくは直接教室までお問い合わせしてみてください。
 
  【基本情報】
 

【千葉のおすすめ将棋道場】

柏将棋センター

f:id:jinnan21:20180901000823j:plain

画像出典先:http://www.kashiwa-shogi.com/about.html

 藤井聡太の30連勝を止めたことでも有名な若手棋士、佐々木勇気六段の出身将棋道場としても知られる、柏将棋センターです。
師範が佐々木勇気六段の師匠でもある、石田和雄九段です。
日本一の支部会員数を誇るそうで、毎日トーナメント戦が行われていたりと、とても賑やかですね。
室内は禁煙、毎週日曜日には午前に子供将棋教室もあるようです。
 
 【基本情報】
  • 公式サイト: 日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター
  • Tel:04-7163-3335
  • 営業時間:平日12:30〜20:00、土祝10:30〜21:00、日曜12:00〜21:00 月曜日定休(祝祭除く)
  • 1日席料:平日一般900円、土日祝一般1000円、シニア、学生、女性、時間、各種割引あり。
  • アクセス:〒277-0005千葉県柏市柏5丁目1-2 CS21ビル3F
  • 最寄駅:柏駅

 

所司一門将棋センター 津田沼店(旧:津田沼将棋センター)

f:id:jinnan21:20180901001824j:plain

画像出典先:https://blog.goo.ne.jp/kisosya/e/a492717b7e81e514b027f5e5b3a5895d

 こちらは、数多くのプロ棋士を輩出した事で有名な、所司和晴七段が、一門とともに運営する将棋センターです。
ちょっと前までは津田沼将棋センターだったのですが、名称が変わり、更に、青砥にも新しくOpenしたそうです。
レベル的には幅広く、初心者〜全国レベルの強豪まで居ます。人数も沢山居るので、指す相手が居ないなどで困る事はないでしょう。
また、将棋教室も多数開催されており、ルールを覚えたてのレベルの初級クラス〜プロ入りを目指す為のS +クラスまであります。
 
 【基本情報】
  • 公式サイト:所司一門将棋センター
  • Tel:047-411-6395
  • 営業時間:平日14時〜20時30分、土日祝:12時〜20時30分
  • 1日席料:平日一般1000円、土日祝一般1300円、シニア、女性、学生、時間、各種割引あり。
  • アクセス:〒275-0016習志野市津田沼5-12-12 サンロード津田沼408
  • 最寄駅:京成津田沼駅徒歩30秒
 
 

新千葉将棋センター

f:id:jinnan21:20180901002459j:plain

画像出典先:

https://shogiigo.com/dojo/%E6%96%B0%E5%8D%83%E8%91%89%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

こちらはなんと、4世紀半もの営業を続けている、物凄く老舗の将棋センターです。
木曜日と、土日祝に賞金トーナメントが開催されているようです。
行くと、お茶・コーヒーを用意してくれるそうです。対局席が禁煙で、喫煙エリアは別にあるとのこと。
自分は行った事無いですが、もし行く機会があれば行ってみたいところですね。
 
 【基本情報】
  • 公式サイト:http://www12.plala.or.jp/myabico/shinchiba/
  • Tel:043-244-9830
  • 営業時間:午前10時〜午後8時、定休日火曜日
  • 1日席料:一般1000円、シニア、学生800円、水曜日と金曜日は半額
  • アクセス:〒260-0031千葉県千葉市中央区新千葉2丁目1-1 新千葉ビル5F
  • 最寄駅:JR千葉駅西口から徒歩3分
 

【埼玉のおすすめ将棋道場】

北浦和将棋サロン(旧大宮将棋センター)

f:id:jinnan21:20180901002708j:plain

画像出典先:http://www14.plala.or.jp/kenren/SHOGI/dojo/kitaurawa.htm

ちょっと前までは大宮将棋センターだったのですが、ここ最近、北浦和に移転したそうです。
ここはドラの穴将棋教室というのを結構よく聞くのと、席主さんがブログを書いていたりなどで(席主の方はアマグランドチャンピオンと強豪で有名な方)なんとなく馴染みがあります。自分が昔行った時は、五段の手合でトーナメントに出て2位でした。(六段の方に負かされました)
トーナメントも平日、休日と開催されており、人数も多数いるので指す相手には困らないと思います。
北浦和将棋サロンの印象としては、将棋に関する書籍の量がすごく多かった事です。普通に将棋を指しにいく以外にも、本を読んだりしながら
勉強をする事も出来ると思います。将棋教室も、初級者向けから初段以上のクラスまであります。
 
 【基本情報】
 
 

【神奈川のおすすめ将棋道場】

上大岡将棋センター 

f:id:jinnan21:20180901003035p:plain

画像出典先:

https://shogiigo.com/dojo/%E4%B8%8A%E5%A4%A7%E5%B2%A1%E5%B0%86%E6%A3%8B%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC

非常にアットホームで、若手からシニアまで多数いる将棋センターです。
週末にはトーナメントがあったり、その他、道場主催の大会やイベントも行われています。また、子供将棋教室も開催されています。上大岡駅から徒歩1分ということで、横浜在住の方には行きやすいのではないでしょうか。
 
 【基本情報】
  • 公式サイト:公式サイト見当たらず、将棋囲碁会所さんのページです。上大岡将棋センター - 将棋道場|将棋囲碁会所ガイド
  • Tel:045-845-5863
  • 営業時間:午後12時〜21時30分
  • 1日席料:平日一般900円、60歳以上700円、学生、女性500円。土日祝は+100円。
  • アクセス:〒233-0002神奈川県横浜市港南区上大岡1丁目14-37 茂木ビル3F
  • 最寄駅:上大岡駅から徒歩1分
 
 

金沢文庫将棋サロン

f:id:jinnan21:20180901003631j:plain

 画像出典先:
2016年4月1日オープンと、将棋道場にしては非常に新しいお店です。コンセプトは清潔でオシャレな環境で老若男女将棋を通じて交流を楽しむ知的空間だそうです。最近は将棋ブームもあって、新しく将棋を覚えてきた人も増える中、こういったお店が出てくるのは嬉しいですね。
店内はもちろん禁煙で、駒の動かし方の分からない初心者なども歓迎とのこと。強豪の方も多数いらっしゃるみたいなので、どの棋力の方でも行きやすそうなお店ですね。行ったこと無いので分からないのですが、他の将棋道場などとはちょっと毛色が違ってて新しさがあって良いなと思います。是非行ってみたいですね。
 
 【基本情報】
 
以上でおすすめの将棋道場12選の紹介は終わりです。
是非、良いなと思う場所があったら足を運んでみて下さいね! 

これからの時代、将棋のプロ棋士になる為には何が必要となるか

f:id:jinnan21:20180819174337j:plain

画像引用先:https://book.mynavi.jp/shogi/detail/id=91083

 

将棋系男子のjinnanです。将棋界は若手が最近とっても強い人達ばかりですね。藤井聡太を始め、高見泰地叡王菅井竜也王位中村太地王座豊島将之棋聖。他にも、2017年度の勝率ランキングは藤井聡太が1位でしたが、2位〜11位までは、20代の若手棋士が独占しています。

 

このような時代の流れを見て言える事は、年々、若手棋士人口のレベルが高くなってきており、その為、将棋の棋士になる為に必要である将棋の強さ、すなわち棋力も、昔よりもレベルが高まっていると言えます。

 

そんな中で、これからの時代、プロ棋士になる為には、どうすれば良いのかという事を考察していきたいと思います!

 

 

 

 

プロ棋士になる条件とは

プロ棋士になる条件として、2通りあります。

現行制度について

この方法が通例とされています。

プロ棋士(師匠)の推薦を持って、新進棋士奨励会(一般的には単に奨励会と呼ばれる事が多いので本項でも以下、奨励会と記述する)に入会試験を受けて合格し、年齢制限になるまでに、四段になることです。

奨励会というのは、将棋界のプロになる為の養成機関です。プロ棋士になる為には奨励会に入会した上で、一般的には6級からスタートし、三段時に行われる三段リーグで1位もしくは2位を取り、初めてプロになれます。奨励会に在籍出来る年齢制限も決まっていて、

満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段となれなかった場合に退会となります。ただし三段リーグ終了時に勝ち越す事が出来れば次期三段リーグに参加する事が出来、この場合は29歳まで同じ条件が適用されますが、以降、四段になれなかった場合は退会となります。

 

プロ編入制度について

こちらは少し変わっている方法です。年齢制限関係無くプロになる事が出来る、現状唯一の道ですが、極めて難関です。その方法と言うのは、アマチュア枠、もしくは女流棋士枠でプロ公式戦に出場し、10勝以上、かつ勝率6.5割を得られると、プロ編入試験を受ける事が出来るというものです。ちなみにアマチュア枠でプロ公式戦に出場する為には、アマチュア名人戦竜王戦などの全国大会で優勝か、棋戦によっても変わりますが、少なくともベスト8以上は行かないといけません。

またプロ編入試験の受験資格を得られたとしても、編入試験の内容は、プロ棋士四段の5人と指して3勝するというものです。なお、この制度で今まで棋士になった人は、今泉健司四段のみです。

 

プロ棋士のライフスタイルってどんな感じ?

年収について

プロ棋士の年収は一般的に平均1000万以上とされています。

強ければ強いほど、お金が入る仕組みになっています。

プロの試合には対局料というのが決められていて、勝っても負けても一定の額が入り、勝ち上がっていくにつれて、その額も増えていきます。例えば竜王戦決勝トーナメントの対局料に関しては、一番低くて1局45万で最高で190万です。更に、優勝賞金というのもあり、最も高い竜王戦の賞金額は3200万です。

これらのお金は主に新聞社からの支援として賞金に当てられています。

 

生活の仕方

f:id:jinnan21:20180819213101j:plain

 画像引用先:https://abema.tv/channels/shogi/slots/D8pxV69mg8Nu83

棋士によっても変わると思いますが、やはり仕事である将棋がライフスタイルの中で比重を占めることが多いようです。将棋が好きで棋士をしている訳ですから、将棋をやっている時間が楽しいのでしょうね。その為、休日などでも将棋をやっている事が多いです。

他には、競馬や麻雀などの勝負事や、普通のテレビゲーム、それから山登りや、国内旅行などが人気のようです。 基本的に頻繁にお金を沢山使うような暮らしはしていなそうなので、どんどんお金が貯まっていきそうですね。

 

プロ棋士になったあとに見据える先とは

プロ棋士になる事が勿論とても凄い事であるのは間違い無いのですが、実際になってそれで終わりかと言えばそうではなく、彼らにとってはそこからがある意味本番と言えるでしょう。

ではプロ棋士にとって、まず目標と言えるものは何かと言うと、恐らくプロ棋士の誰もが考えることはタイトルを獲ることだと思います。

将棋界のタイトルは現在、全部で8つあります。竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖の8つでいずれも、獲得する事は非常に大変です。

ですがそのタイトルを獲れば、その称号が与えられ、また、そのタイトルを名字につけて呼ばれるようになります。現在の羽生さんであれば羽生竜王というように。それが名誉とされ、プロ棋士の誰もがタイトルを獲得する事を目標とします。トップ棋士でタイトルを何度も獲ったりしている棋士もいますが、そうした棋士からすれば、防衛する事が目標であったり、永世の称号を得る事が目標であったりするかもしれません。

いずれにせよ、プロ棋士が見据える先というのは、タイトルを獲ることなど、その将棋界の中で、どれ位活躍出来るのかという事に他ならないと思います。

 

現在の将棋界について

若手棋士の活躍が目覚ましい

f:id:jinnan21:20180819215853j:plain

画像引用先:https://article.auone.jp/detail/image/1/2/4/13_4_r_20180806_1533554681561038

これは冒頭でも述べましたね。

現状、 タイトルホルダーの内、高見泰地叡王菅井竜也王位中村太地王座豊島将之棋聖と4人が若手棋士です。他にも藤井聡太が将棋大賞の特別賞や他にも多くの賞を取ったり、その藤井聡太の連勝記録を29で止めた佐々木勇気六段、彼も升田幸三賞を取っていますね。他には、新人王戦で2回優勝したり各棋戦でも果敢に高い勝率を挙げている増田康宏六段、タイトル挑戦経験2回、加古川青流戦や新人王戦で優勝し、竜王戦1組在籍の永瀬拓矢七段や、タイトル挑戦経験2回、順位戦B級1組に在籍し、非常に高い勝率を挙げている斎藤慎太郎七段など、若手の層が非常に厚いです。

 

なぜ、これほど若手が活躍しているのか?

f:id:jinnan21:20180823170407j:plain

理由としては言うまでも無く、今と昔の時代が変化し、将棋の勉強の仕方が変わって来たからです。つまりは、AIの登場によって将棋ソフトが出来て、それを使いながら勉強する事が、勝つための近道となったと言えるのです。将棋ソフトが出来ると、なぜ若手が活躍しているのか、という事ですが、

それは今の40代以上の世代の人たちよりも10代20代の人たちの方が、そうした最新のデジタルなものに慣れていて、使いこなすのが上手だからです。

三浦弘行九段もAbemaの解説で仰っていましたが、同世代の棋士たちは皆、ソフトを使いこなす事は非常に難しいと言っていました。今までの長い間し続けてきた勉強の仕方に慣れているのだと思います。

今の若手棋士は皆、ソフトを通しての研究が当たり前となっています。例えば、豊島将之棋聖は、研究会には参加せずに自室で1人で将棋ソフトを使いながら勉強と言うのをずっと続けてるというのが有名です。藤井聡太もずっと将棋ソフトを使いながら勉強して来ています。他にもほとんどの棋士がソフトを使い、普段の勉強にも取り入れているのですが、やはりソフトを使いこなして日々の勉強で活用できるようになるのに一定の時間がかかるようです。ソフトが出て来て勉強に取り入れてる棋士が増えて来たのもここ最近です。そのため、ソフトを使ってどのように勉強していくのが良いのかという事は、まだまだ確立されていないように思います。なので、試行錯誤しながらソフトを使いながら新しい手を覚えていったり、自分の将棋にソフトの手を取り入れていったりしていって、徐々に、ソフトを使いながら自分の棋力を上げていくという事に慣れていくようです。またそうした方法は、若い世代の人達の方が早く覚えてしまうために、若手棋士の強さが目立っているのだと思います。

 

プロ棋士になる為の方法とは

プロ棋士になる為の方法を⑴環境構築ソフトを使った学習方法に慣れ、習慣づける師匠を見つけるの3つに分類しました。

これらをしていけばこれからの時代、プロ棋士になる事が出来ると思います。

⑴環境構築

強い人が沢山いる将棋道場に通い、将棋倶楽部24をする。

将棋ソフトを導入し、パソコンもCPUの性能が良いものにする。

大会がある時は、なるべく出るようにする。

プロ棋士や、強い人の指導対局をたまに受ける。

⑵ソフトを使った学習方法に慣れ、習慣づける

棋譜をソフトに読み込ませて検討したり、序盤の変化をソフトに読ませながら自分で研究する。難しい局面や、大事な局面など局所ごとソフトで読ませる習慣をつける。

ソフトはフリーで強いものが沢山ありますが、あんまり慣れていない場合は、最初は有料ですがこちらの激指ソフトをお勧めしております。値段はややしますが、強さもプロレベル以上はあり、また検討モードというものがあって視覚的に非常に使いやすいです。(自分も使用しております。)

 

 

⑶師匠を見つける

これは、プロ棋士が在籍している将棋教室や将棋道場、または規模の大きい将棋道場などに通い、それなりに棋力があった上で(四〜五段程度)道場の席主や先生に直接相談するなどすれば、師匠を見つけてくれたり、あるいはそこの先生がなってくれたりすると思います。また、大会などで活躍していれば、大会にいらっしゃるプロ棋士や、将棋連盟の方などに相談してみても良いと思います。

 

以上で、本記事は終わりです。

今後も色々と記事を書いていくので、応援など宜しくお願いします!

何かあればコメントください!

 

棋力を本気で上げたいのなら将棋ウォーズやるより、大会に参加するべし

どうも!お久しぶりです。将棋系男子のjinnanです笑

 

しばらく更新していなかったのですが、将棋はずっとしていました!!笑

 

さて、タイトルにも書いたんですが・・・。

 

棋力を本気で上げたいのなら将棋ウォーズじゃなくて、大会に出た方が良いと言う事です。

理由は実体験としてあるからです。

 

 

f:id:jinnan21:20180818225406j:plain

画像url:http://ikerui.blog108.fc2.com/blog-entry-1312.html?sp

※画像は三崎マグロ杯の賞品です。

 

 

 

将棋ウォーズって中々中毒性がある割に、あんまりあれを指し続けてもそんなに強くなりません。と言うのにはもちろん理由があります。

それは、1つ1つの局面を真剣に考える事が出来ないからです。

 

主に3切れ、もしくは10秒が人気だと思いますが、

いずれにせよ、1つの局面で長考する事は出来ないですよね?

 

将棋って、毎回違う局面で、正解手も毎回異なる訳です。

つまり、毎回毎回違う問題を、10秒間で解こうとしている訳です(10秒将棋の場合)

しかも1手1手、答え合わせをきちんとすることって中々ありませんよね?

また棋神解析を使用して、難しい局面での1手の答えを知る事が仮に出来たとしても、結局その答えを導く事って10秒の間で出来るようには中々ならないはずです、よっぽどの早見えや天才じゃない限り。

 

つまり、これを計算問題を早く解く為の練習で例えてみると、

10+30×50-70/90= ??

150×300-210+500×40/2=??

1+2-3×120/40-50=??

これらの問題を毎回10秒間で解きながら、かつ、答え合わせもきちんとしていない状態が続いているということになる訳です。

そのような行動をずっと続けていて果たしてその人は計算問題を早く解くことが出来るようになるでしょうか??

 

確かにその人にとってその問題の難易度と、答えを導き出す時間のバランスが丁度良いのなら成長は出来るでしょう。

 

しかし、例えば普通の人が、先ほどの計算問題を1問10秒間で次々と新しい問題を解き続けても、一向に計算のスピードは上達しないはずです(計算が異常に早い方は別です笑)

なぜなら、答えが分からないまま新しい問題をずっとやっていっても、理解力は磨かれないからです。

 

じゃぁ例えば先ほどの問題を1問あたり60秒でやったらどうでしょうか?

だいぶ時間に余裕が出来て、持っている知識を使っていけば、解くことが出来るのでは無いでしょうか?また、なぜその答えになるのかと自分の頭の中で反復して確認する作業とかも出来ますよね。

その過程を踏まえるだけで、理解が出来れば出来るほど、成長することが出来ていくと思いませんか?

 

これと同じことが将棋にも当てはめられると思います。また、将棋においては、先ほどの計算問題なんかよりも遥かに複雑な問題ばかりです。毎局面ごと、そうした問題に会っている訳で、こうして問題にじっくりと向き合い、自分の持っている知識を総動員して思考をしていかなければ、何も得られることは無いはずです。

 

 

ではなぜ、大会に参加するべきなのかと言うと、

大会だと、いやでも全力で将棋を考えることが出来るからです笑

まず大会の特徴として・・・。

⑴対面で指すことが出来る。(ウォーズの棋神戦などは除く)
⑵参加費がかかる
⑶入賞したら、それなりの賞品や、名誉が与えられる。
⑷皆、全力で指していて、大会特有の緊張感がある。
⑸クラス分けされている大会も結構ある
⑹持ち時間が15分〜30分ほどあり、秒読み30秒以上あることが多い。

などがあります。

⑴〜⑷の特徴は、十分、全力で指す理由になるでしょう。

⑸はあまり実力差がある相手としても、将棋がすぐ終わって面白く無いと思いますし、自分の実力に沿ったクラスで出ればそれなりに良い勝負が出来て、面白いと思います。

⑹は結構大事で、ウォーズと比較して時間がある程度与えられている分、1手1手考える事が出来るようになりますね。それによって得られる事は先ほどもご説明した通りです。

 

よって、jinnanは、ウォーズを沢山やるよりも大会に参加していく事を推奨しております!!

 

以上です!今後は大会情報などもどんどん発信して行けたらと思いますので、今後ともチェックして行ってくださいね!頑張って更新します!

 

 

 

 

藤井聡太が4冠王って?将棋大賞について調べてみた

 

 

 

f:id:jinnan21:20180314033907p:plain

産経ニュースや毎日新聞で、藤井聡太が4冠王になったと報道されていますね。

一体どういうことなのでしょうか?

【将棋】藤井聡太六段、実質デビュー年度でいきなり四冠王 七段昇段スピード出世も(1/2ページ) - 産経WEST

将棋:藤井六段が年度4冠 対局数・勝数・勝率・連勝数 - 毎日新聞

 

内容を見てみると、13日に対局数、勝数、勝率、連勝の4部門でトップを独占したとのこと。

なるほど、将棋大賞のことを言っているのですね。

ただ、将棋会で一般的に言われている冠王というのは、タイトルの事なので誤解を招きそうな表現ですね。

将棋連盟の公式サイトでも、4部門独占という言葉を使用しています。

藤井聡太六段、将棋大賞記録4部門独占のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟

 

さて、将棋大賞についてあまり知らなかったので調べて見ました。

将棋大賞は個人賞、記録部門、優れた対局内容による賞、その他の賞と4種類あり、それぞれにいくつか賞があるとのこと。

毎年、3月〜4月頃に発表されているみたいですが、このうちの記録部門というのは、客観的な数値で決まるもの(勝率1位賞、最多対局数賞、最多勝利賞、連勝賞)なので、発表がされていなくても、全ての棋士の対局結果を統計すれば分かるみたいです。

なお、記録部門以外では、個人賞最優秀棋士賞、優秀棋士賞、敢闘賞、新人賞の4つがあり、

優れた対局内容による賞では、名局賞と名誉賞特別賞の2つがあり、

その他の賞では、特別賞、升田幸山賞、升田幸山賞特別賞、東京将棋記者会賞の4つがあります。

これらは選考委員が発表するそうなのですが、藤井聡太の1年の活躍は前代未聞であったので、最優秀棋士賞や新人賞なども取る可能性はかなりあると思われます。

今年の将棋大賞は、藤井聡太がどれ位賞を総取りしていくか、見物ですね。

 

なお、今までの将棋大賞では、最優秀棋士賞を21回受賞するなど羽生さんがかなり目立ってました。

今までの将棋大賞受賞者についてはこちらWiki参照。将棋大賞 - Wikipedia 

 

今まで自分は将棋を見ることより、将棋を指すことが中心だったのでこういった棋界のことはあまり詳しくなかったのですが、こういった賞が多数あるのを知ると、見るのも非常に面白くなります。

 藤井聡太の動きには今や将棋を知らない人でも注目する位ですしね。

自分も藤井聡太の活躍ぶりでプロの世界により興味を持ったと思います。

それではこの辺で。

Macに激指を入れるとってもシンプルな方法を紹介

 

 

f:id:jinnan21:20180314000010p:plain

Macを最近買ってから、激指をずっと入れてなかったのですが、やっと入れたのでその方法を紹介します。

 

元々、激指はWindows対応なので、Macでそのまま使用する事が出来ないんですよね。

使用するには色々と方法があるのですが、ここでは全く難しい知識を必要としない超簡単な方法をご紹介したいと思います。

 

用意するもの

・激指のソフトウェア

・MacBookairなどディスクドライブが付いてない場合は、別途、外付けの光学ドライブを用意するか、ドライブがついてるpcにソフトのファイルを入れてUSBメモリで取り入れるなどする

・NXWine

こちらからダウンロード

NXWine_20130806_1.7.0.dmg - Google ドライブ

ダウンロード後は、ファイルを開いてインストールで大丈夫です。

 

前提条件

Intel製CPUを搭載したMac OS 10.6.8以上

 

①まずはアプリケーションフォルダから、インストールしたNXWineを起動します

f:id:jinnan21:20180314002038p:plain

 

②ファイルを開くを選択し、激指のイメージデータを選択し、中にあるsetupをクリック。

 

③setupが完了すると、激指のファイルがデスクトップ上に出てくると思われるので(拡張子が.lnkになってる)、そちらをNxwineのファイルを開くから選択する。

 

そうすると、無事、Macで激指が起動出来ます!!

 

f:id:jinnan21:20180314002611p:plain

 

いかがでしたでしょうか??

わからない場合は、コメントして頂いた場合、気づき次第返信します!