【序盤研究】雁木の自信のある変化と自信の無い変化
相居飛車では雁木を指すと決めているのですが、
今回はですね、
雁木について自分の自信のある変化と、
逆に自信が無い変化を書いていきたいと思います。
またその自信の無い変化の場合においての改善策も書いていく予定です。(次回記事)
相居飛車で雁木を指す方の参考になればと思います!
まずは、自信のある変化からです。
テーマ図① △3五歩まで
先手側から見て、相手が7三に銀がいる状態で△7五歩とついてくる変化です。
相手の玉形は色々なパターンがありますが、どの玉形であれ、この攻めに対しての対抗策としては、結構自信があります。
理由としては、ここで、▲7五同歩と取る変化があるからです。一見、同歩とするのは当たり前なのですが、雁木が流行った当初はプロ間でも、同歩とは取らずに他の手を指して、△7六歩と取らせてから▲同銀とする形が結構指されていたかと思います。
しかし、自分はその変化よりも、ここで同歩とする変化の方が良いと思っています。
理由を述べるに当たって、まずは盤面を進めてみましょう。
後手の△7五歩に対して、
▲同歩、△8四銀、▲7六銀、△7二飛車とした局面がこちら。
テーマ図①-1 △7二飛車まで
後手は、攻めの銀で先手側の守りの銀と交換をする狙いを持っています。今までの一般的な考え方で言うと、攻めの銀と守りの銀の交換は、攻め側が得をするというのが当たり前でした。
ですが、この変化に関しては、意外とそう言う訳では無いのです。
テーマ図①-1から、先手は、▲6七金とします。
①-1a ▲6七金まで
ここから後手は、狙い通り、△7五銀と銀をぶつけにいき、先手も▲同銀と銀交換を受け入れます。
テーマ図①-1a以下
△7五銀▲同銀△同飛車▲7六歩
テーマ図①-1b ▲3四歩まで
さて、後手は攻めの銀と守りの銀を交換することができ、一見攻めが成功したように思います。
先手の▲7六歩という自然な手に対して、どう指すか。
7一飛車や7二飛車、7三飛車は、▲8二銀打ちや▲6一銀打ちなどが見えるので、ここでは△7四飛車が自然でしょう。
そこで先手も自然と▲4七銀と駒組みを進めます。
テーマ図①-1c ▲4七銀まで
さて、一見、後手としては銀交換が成功し、1歩も手にする事ができて、更に7三桂馬など跳ねる事ができて良い形を作る事が出来そうですが、果たして本当に良いのでしょうか?
ここから、
△2二玉▲5六銀△3二銀▲6八玉△7三桂馬(テーマ図①-d)と自然に進んでいきますが。
テーマ図 ①-1d △3二銀まで
実はすでにこの局面、先手が非常に指しやすいのです。
自分はこのような展開を3回程経験してますが、後手側は難しいから時間を使ってくれますが、結局手が無いので、手待ち的な手をする人が多いです。
更に、テーマ図①-1dに関しては先手側は明確な狙いがあり、それは後手の飛車を確保する事です。
テーマ図①-1d以下▲7五銀打ち△9四飛車▲9六歩と指すとどうでしょう。(テーマ図①-1e)
テーマ図①-1e ▲9六歩まで
すでにこの局面ははっきり先手良しと言っても良いと思います。
後手が飛車を助けるには△3五歩が目に見えますが、
それには▲9五歩△3四飛車(ここで△5四飛車や△4四飛車も同じ)▲4五銀△1四飛車▲1六歩となった局面です。
テーマ図①-1f(結果図 ▲1六歩まで)
この局面では、後手の飛車はすでに助からず、先手がかなり指しやすいといえるでしょう。またテーマ図①からテーマ図①-1fまで分岐は色々とありそうに見えて、意外とないため、自然とこういった展開になる事が多いです。よってテーマ図①に関して、自分は自信を持っています。
それでは、次に自信が無い変化について書いていきます。
逆を言えば、対雁木において非常に有効となり得る作戦です。
テーマ図② △8四銀まで
テーマ図①の局面はテーマ図②の△8四銀に代えて、△7五歩でしたが、
テーマ図②では、△7五歩を後回しにし、先に7五に銀を上がっていく作戦です。こちらの方が△7五歩よりも普通な指し方ですね。
さて、先手は普通に駒組みを進めていきます。
テーマ図②以下
▲4七銀△7五歩▲5六銀とします。
テーマ図②-1 ▲5六銀まで
ここで、後手の手としては△7六歩と△7二飛車がありますが、
△7二飛車の方が、△7六歩よりも、先手側の変化を無くしていて良いです。
△7六歩なら▲同銀△7二飛車に▲6七金として、△7五銀とぶつけたら、
▲同銀△同飛車▲7六歩とテーマ図①の変化に合流します。▲6七金に対して△6四歩と指すことも出来るのですが、やや難解です。
その為、テーマ図②-1では△7二飛車が良いです。
テーマ図②-1a △7二飛車まで
さて、実はこの局面、既に先手が困っているのです。▲7五歩とする場合は△同銀となり、その形は後手の攻めがきれないです。テーマ図①と比較した場合、銀交換にならずに、攻めの銀で角頭を抑えながら、8筋も絡めて攻める事が出来るからです。
また、テーマ図②-1bでは6五歩もあるのですが、△同角成▲同金△2二銀で、次の△8八角や△7六歩が残り、後手が指しやすいです。
よって、この変化は非常に自信が無いです。
その為、この変化にならないように先手は途中で手を変える必要があります。
それはまた次回、記事にしようと思います。
ここまでお読み頂き、有難うございました!
アマチュア将棋主要大会まとめ【2018年版】
【全国大会】
出典:https://www.shogi.or.jp/column/2018/07/2231.html
全国アマチュア王将位大会
画像出典先:https://www.shogi.or.jp/column/2017/12/34.html
全日本アマチュア名人戦
画像出典先:https://www.shogi.or.jp/event/2018/09/72_8.html
・開催時期
全国支部将棋対抗戦・個人戦
画像出典先:https://www.shogi.or.jp/event/2018/04/4725.html
全国シニア将棋名人戦
画像出典先:https://www.shogi.or.jp/event/2018/04/4725.html
朝日アマ将棋名人戦
出典先:https://www.asahi.com/articles/ASL6B64V8L6BUCVL00D.html
しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会
画像出典先:https://twitter.com/jcp_igoshogi
将棋プレミアム杯 G1グランプリ
画像出典先:https://www.igoshogi.net/shogi/special/shogig1_1.html
平成最強戦=東京
画像出典先:https://mizutama-shogi.hatenablog.com/entry/2018/08/12/132651
【関東の一般大会】
三浦三崎マグロ争奪大会
画像出典先:http://kurakuen.hatenablog.com/entry/2017/11/08/
横浜名人戦
画像出典先:http://kanagawasyougi.sakura.ne.jp/result/images/2008/DSCF0704.JPG
箱根名人戦
画像出典先:https://www.odakyu-travel.co.jp/search/faci.php?faci_cd=4648008310
【2018年版】関東のおすすめ将棋道場、将棋ができる場所12選
【東京のおすすめ将棋道場】
千駄ヶ谷将棋道場
- 公式サイト:将棋道場のご案内|将棋教室|日本将棋連盟
- Tel:03-3408-6167
- 営業時間:平日、土日祝:午前10時〜午後9時(最終手合は、午後8時半)
- 1日席料:一般が平日1000円、土日祝が1500円。(平日午後4時以降700円、土日祝午後4時以降1100円)
- その他、支部会員、シニア、女性、学生、身障者割引あり。
- アクセス:〒151-8516 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
- 最寄駅:JR千駄ヶ谷駅/都営大江戸線国立競技場駅下車、徒歩10分
- 東京メトロ副都心北参道駅下車8分(鳩森神社となり)
御徒町将棋センター
- 公式サイト: http://okachimachishougi.world.coocan.jp/
- Tel:03-3835-4987
- 営業時間:平日:午前11:00〜22:00、土日祝10:00〜22:00
- 1日席料:1100円、女性、学生500円
- アクセス:〒110-0005 東京都台東区上野3-21-10(宝島ビル4階)
- 最寄駅:JR御徒町駅徒歩5分
蒲田将棋クラブ
- 公式サイト:見当たらず、将棋囲碁ガイドさんのページリンクです。蒲田将棋クラブ - 将棋道場|将棋囲碁会所ガイド
- Tel:03-3730-4746
- 営業時間:12:00〜21:00 店休日:火曜日
- 電話番号:03-3730-4746
- 1日席料:不明
- アクセス:〒144-0051東京都大田区西蒲田7丁目1-1
- 最寄駅:JR蒲田駅 徒歩7分
新宿将棋センター
- 公式サイト:新宿将棋センター|将棋教室|日本将棋連盟
- Tel:03-3366-4405
- 営業時間:10:00〜22:00 年末年始休みあり
- 1日席料:一般1300円、女性、学生750円
- アクセス:東京都新宿区西新宿7-1-8 ヒノデビル6F
- 最寄駅:JR新宿駅8分
囲碁将棋スペース 棋樂
- 公式サイト:棋樂のご案内 - igo-shogi-kiraku ページ!
- 営業日:土曜、または日曜の午後。公式ページの予定表でご確認ください。
- 1日席料:男性1000円、女性900円、小学生〜大学生800円
- アクセス:〒167-0054東京都杉並区松庵3-38-14
- 尾崎ダイヤビルB棟4階4B
- 最寄駅:西荻窪駅徒歩1分
ねこまど将棋教室
- 公式サイト:ねこまど将棋教室
- Tel:03-6380-4798
- 四谷校アクセス:〒160-0004東京都新宿区四谷2丁目3-6 パルム四谷
- 最寄駅:JR四ツ谷駅徒歩7分
【千葉のおすすめ将棋道場】
柏将棋センター
- 公式サイト: 日本将棋連盟東葛支部 柏将棋センター
- Tel:04-7163-3335
- 営業時間:平日12:30〜20:00、土祝10:30〜21:00、日曜12:00〜21:00 月曜日定休(祝祭除く)
- 1日席料:平日一般900円、土日祝一般1000円、シニア、学生、女性、時間、各種割引あり。
- アクセス:〒277-0005千葉県柏市柏5丁目1-2 CS21ビル3F
- 最寄駅:柏駅
所司一門将棋センター 津田沼店(旧:津田沼将棋センター)
画像出典先:https://blog.goo.ne.jp/kisosya/e/a492717b7e81e514b027f5e5b3a5895d
こちらは、数多くのプロ棋士を輩出した事で有名な、所司和晴七段が、一門とともに運営する将棋センターです。- 公式サイト:所司一門将棋センター
- Tel:047-411-6395
- 営業時間:平日14時〜20時30分、土日祝:12時〜20時30分
- 1日席料:平日一般1000円、土日祝一般1300円、シニア、女性、学生、時間、各種割引あり。
- アクセス:〒275-0016習志野市津田沼5-12-12 サンロード津田沼408
- 最寄駅:京成津田沼駅徒歩30秒
新千葉将棋センター
画像出典先:
- 公式サイト:http://www12.plala.or.jp/myabico/shinchiba/
- Tel:043-244-9830
- 営業時間:午前10時〜午後8時、定休日火曜日
- 1日席料:一般1000円、シニア、学生800円、水曜日と金曜日は半額
- アクセス:〒260-0031千葉県千葉市中央区新千葉2丁目1-1 新千葉ビル5F
- 最寄駅:JR千葉駅西口から徒歩3分
【埼玉のおすすめ将棋道場】
北浦和将棋サロン(旧大宮将棋センター)
画像出典先:http://www14.plala.or.jp/kenren/SHOGI/dojo/kitaurawa.htm
- 公式サイト:北浦和将棋サロン(旧大宮将棋センター) - kitaurawasyogisalon ページ!
- Tel:048-822-0003
- 営業時間:11:00〜20:00 水曜、土曜定休日(土曜日は教室と例会のみ開催)
- 1日席料:平日一般900円、日祝一般1000円、学生・女性500円
- アクセス:〒338-0012埼玉県さいたま市中央区大戸4-26-11 ヴァンベール与野2階
- 最寄駅:北浦和駅西口徒歩5分
【神奈川のおすすめ将棋道場】
上大岡将棋センター
画像出典先:
- 公式サイト:公式サイト見当たらず、将棋囲碁会所さんのページです。上大岡将棋センター - 将棋道場|将棋囲碁会所ガイド
- Tel:045-845-5863
- 営業時間:午後12時〜21時30分
- 1日席料:平日一般900円、60歳以上700円、学生、女性500円。土日祝は+100円。
- アクセス:〒233-0002神奈川県横浜市港南区上大岡1丁目14-37 茂木ビル3F
- 最寄駅:上大岡駅から徒歩1分
金沢文庫将棋サロン
- 公式サイト:金沢文庫将棋サロン - 写真682件 - レビュー6件 - スポーツ・レクリエーション - 〒2360016 横浜市金沢区谷津町339斎田ビル3階A号
- Tel:045-785-9285
- 営業時間:13:00〜21:00(定休日無し)
- 1日席料:一般950円女性700円高校生以下650円(19時以降割引あり)
- アクセス:〒236-0016神奈川県横浜市金沢区谷津町339斎田ビル3階A号
- 最寄駅:金沢文庫駅1分
これからの時代、将棋のプロ棋士になる為には何が必要となるか
画像引用先:https://book.mynavi.jp/shogi/detail/id=91083
将棋系男子のjinnanです。将棋界は若手が最近とっても強い人達ばかりですね。藤井聡太を始め、高見泰地叡王、菅井竜也王位、中村太地王座、豊島将之棋聖。他にも、2017年度の勝率ランキングは藤井聡太が1位でしたが、2位〜11位までは、20代の若手棋士が独占しています。
このような時代の流れを見て言える事は、年々、若手棋士人口のレベルが高くなってきており、その為、将棋の棋士になる為に必要である将棋の強さ、すなわち棋力も、昔よりもレベルが高まっていると言えます。
そんな中で、これからの時代、プロ棋士になる為には、どうすれば良いのかという事を考察していきたいと思います!
プロ棋士になる条件とは
プロ棋士になる条件として、2通りあります。
現行制度について
この方法が通例とされています。
プロ棋士(師匠)の推薦を持って、新進棋士奨励会(一般的には単に奨励会と呼ばれる事が多いので本項でも以下、奨励会と記述する)に入会試験を受けて合格し、年齢制限になるまでに、四段になることです。
奨励会というのは、将棋界のプロになる為の養成機関です。プロ棋士になる為には奨励会に入会した上で、一般的には6級からスタートし、三段時に行われる三段リーグで1位もしくは2位を取り、初めてプロになれます。奨励会に在籍出来る年齢制限も決まっていて、
満21歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段となれなかった場合に退会となります。ただし三段リーグ終了時に勝ち越す事が出来れば次期三段リーグに参加する事が出来、この場合は29歳まで同じ条件が適用されますが、以降、四段になれなかった場合は退会となります。
プロ編入制度について
こちらは少し変わっている方法です。年齢制限関係無くプロになる事が出来る、現状唯一の道ですが、極めて難関です。その方法と言うのは、アマチュア枠、もしくは女流棋士枠でプロ公式戦に出場し、10勝以上、かつ勝率6.5割を得られると、プロ編入試験を受ける事が出来るというものです。ちなみにアマチュア枠でプロ公式戦に出場する為には、アマチュアの名人戦や竜王戦などの全国大会で優勝か、棋戦によっても変わりますが、少なくともベスト8以上は行かないといけません。
またプロ編入試験の受験資格を得られたとしても、編入試験の内容は、プロ棋士四段の5人と指して3勝するというものです。なお、この制度で今まで棋士になった人は、今泉健司四段のみです。
プロ棋士のライフスタイルってどんな感じ?
年収について
プロ棋士の年収は一般的に平均1000万以上とされています。
強ければ強いほど、お金が入る仕組みになっています。
プロの試合には対局料というのが決められていて、勝っても負けても一定の額が入り、勝ち上がっていくにつれて、その額も増えていきます。例えば竜王戦決勝トーナメントの対局料に関しては、一番低くて1局45万で最高で190万です。更に、優勝賞金というのもあり、最も高い竜王戦の賞金額は3200万です。
これらのお金は主に新聞社からの支援として賞金に当てられています。
生活の仕方
画像引用先:https://abema.tv/channels/shogi/slots/D8pxV69mg8Nu83
棋士によっても変わると思いますが、やはり仕事である将棋がライフスタイルの中で比重を占めることが多いようです。将棋が好きで棋士をしている訳ですから、将棋をやっている時間が楽しいのでしょうね。その為、休日などでも将棋をやっている事が多いです。
他には、競馬や麻雀などの勝負事や、普通のテレビゲーム、それから山登りや、国内旅行などが人気のようです。 基本的に頻繁にお金を沢山使うような暮らしはしていなそうなので、どんどんお金が貯まっていきそうですね。
プロ棋士になったあとに見据える先とは
プロ棋士になる事が勿論とても凄い事であるのは間違い無いのですが、実際になってそれで終わりかと言えばそうではなく、彼らにとってはそこからがある意味本番と言えるでしょう。
ではプロ棋士にとって、まず目標と言えるものは何かと言うと、恐らくプロ棋士の誰もが考えることはタイトルを獲ることだと思います。
将棋界のタイトルは現在、全部で8つあります。竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖の8つでいずれも、獲得する事は非常に大変です。
ですがそのタイトルを獲れば、その称号が与えられ、また、そのタイトルを名字につけて呼ばれるようになります。現在の羽生さんであれば羽生竜王というように。それが名誉とされ、プロ棋士の誰もがタイトルを獲得する事を目標とします。トップ棋士でタイトルを何度も獲ったりしている棋士もいますが、そうした棋士からすれば、防衛する事が目標であったり、永世の称号を得る事が目標であったりするかもしれません。
いずれにせよ、プロ棋士が見据える先というのは、タイトルを獲ることなど、その将棋界の中で、どれ位活躍出来るのかという事に他ならないと思います。
現在の将棋界について
若手棋士の活躍が目覚ましい
画像引用先:https://article.auone.jp/detail/image/1/2/4/13_4_r_20180806_1533554681561038
これは冒頭でも述べましたね。
現状、 タイトルホルダーの内、高見泰地叡王、菅井竜也王位、中村太地王座、豊島将之棋聖と4人が若手棋士です。他にも藤井聡太が将棋大賞の特別賞や他にも多くの賞を取ったり、その藤井聡太の連勝記録を29で止めた佐々木勇気六段、彼も升田幸三賞を取っていますね。他には、新人王戦で2回優勝したり各棋戦でも果敢に高い勝率を挙げている増田康宏六段、タイトル挑戦経験2回、加古川青流戦や新人王戦で優勝し、竜王戦1組在籍の永瀬拓矢七段や、タイトル挑戦経験2回、順位戦B級1組に在籍し、非常に高い勝率を挙げている斎藤慎太郎七段など、若手の層が非常に厚いです。
なぜ、これほど若手が活躍しているのか?
理由としては言うまでも無く、今と昔の時代が変化し、将棋の勉強の仕方が変わって来たからです。つまりは、AIの登場によって将棋ソフトが出来て、それを使いながら勉強する事が、勝つための近道となったと言えるのです。将棋ソフトが出来ると、なぜ若手が活躍しているのか、という事ですが、
それは今の40代以上の世代の人たちよりも10代20代の人たちの方が、そうした最新のデジタルなものに慣れていて、使いこなすのが上手だからです。
三浦弘行九段もAbemaの解説で仰っていましたが、同世代の棋士たちは皆、ソフトを使いこなす事は非常に難しいと言っていました。今までの長い間し続けてきた勉強の仕方に慣れているのだと思います。
今の若手棋士は皆、ソフトを通しての研究が当たり前となっています。例えば、豊島将之棋聖は、研究会には参加せずに自室で1人で将棋ソフトを使いながら勉強と言うのをずっと続けてるというのが有名です。藤井聡太もずっと将棋ソフトを使いながら勉強して来ています。他にもほとんどの棋士がソフトを使い、普段の勉強にも取り入れているのですが、やはりソフトを使いこなして日々の勉強で活用できるようになるのに一定の時間がかかるようです。ソフトが出て来て勉強に取り入れてる棋士が増えて来たのもここ最近です。そのため、ソフトを使ってどのように勉強していくのが良いのかという事は、まだまだ確立されていないように思います。なので、試行錯誤しながらソフトを使いながら新しい手を覚えていったり、自分の将棋にソフトの手を取り入れていったりしていって、徐々に、ソフトを使いながら自分の棋力を上げていくという事に慣れていくようです。またそうした方法は、若い世代の人達の方が早く覚えてしまうために、若手棋士の強さが目立っているのだと思います。
プロ棋士になる為の方法とは
プロ棋士になる為の方法を⑴環境構築⑵ソフトを使った学習方法に慣れ、習慣づける⑶師匠を見つけるの3つに分類しました。
これらをしていけばこれからの時代、プロ棋士になる事が出来ると思います。
⑴環境構築
強い人が沢山いる将棋道場に通い、将棋倶楽部24をする。
将棋ソフトを導入し、パソコンもCPUの性能が良いものにする。
大会がある時は、なるべく出るようにする。
⑵ソフトを使った学習方法に慣れ、習慣づける
棋譜をソフトに読み込ませて検討したり、序盤の変化をソフトに読ませながら自分で研究する。難しい局面や、大事な局面など局所ごとソフトで読ませる習慣をつける。
ソフトはフリーで強いものが沢山ありますが、あんまり慣れていない場合は、最初は有料ですがこちらの激指ソフトをお勧めしております。値段はややしますが、強さもプロレベル以上はあり、また検討モードというものがあって視覚的に非常に使いやすいです。(自分も使用しております。)
⑶師匠を見つける
これは、プロ棋士が在籍している将棋教室や将棋道場、または規模の大きい将棋道場などに通い、それなりに棋力があった上で(四〜五段程度)道場の席主や先生に直接相談するなどすれば、師匠を見つけてくれたり、あるいはそこの先生がなってくれたりすると思います。また、大会などで活躍していれば、大会にいらっしゃるプロ棋士や、将棋連盟の方などに相談してみても良いと思います。
以上で、本記事は終わりです。
今後も色々と記事を書いていくので、応援など宜しくお願いします!
何かあればコメントください!
棋力を本気で上げたいのなら将棋ウォーズやるより、大会に参加するべし
どうも!お久しぶりです。将棋系男子のjinnanです笑
しばらく更新していなかったのですが、将棋はずっとしていました!!笑
さて、タイトルにも書いたんですが・・・。
棋力を本気で上げたいのなら将棋ウォーズじゃなくて、大会に出た方が良いと言う事です。
理由は実体験としてあるからです。
画像url:http://ikerui.blog108.fc2.com/blog-entry-1312.html?sp
※画像は三崎マグロ杯の賞品です。
将棋ウォーズって中々中毒性がある割に、あんまりあれを指し続けてもそんなに強くなりません。と言うのにはもちろん理由があります。
それは、1つ1つの局面を真剣に考える事が出来ないからです。
主に3切れ、もしくは10秒が人気だと思いますが、
いずれにせよ、1つの局面で長考する事は出来ないですよね?
将棋って、毎回違う局面で、正解手も毎回異なる訳です。
つまり、毎回毎回違う問題を、10秒間で解こうとしている訳です(10秒将棋の場合)
しかも1手1手、答え合わせをきちんとすることって中々ありませんよね?
また棋神解析を使用して、難しい局面での1手の答えを知る事が仮に出来たとしても、結局その答えを導く事って10秒の間で出来るようには中々ならないはずです、よっぽどの早見えや天才じゃない限り。
つまり、これを計算問題を早く解く為の練習で例えてみると、
10+30×50-70/90= ??
150×300-210+500×40/2=??
1+2-3×120/40-50=??
これらの問題を毎回10秒間で解きながら、かつ、答え合わせもきちんとしていない状態が続いているということになる訳です。
そのような行動をずっと続けていて果たしてその人は計算問題を早く解くことが出来るようになるでしょうか??
確かにその人にとってその問題の難易度と、答えを導き出す時間のバランスが丁度良いのなら成長は出来るでしょう。
しかし、例えば普通の人が、先ほどの計算問題を1問10秒間で次々と新しい問題を解き続けても、一向に計算のスピードは上達しないはずです(計算が異常に早い方は別です笑)
なぜなら、答えが分からないまま新しい問題をずっとやっていっても、理解力は磨かれないからです。
じゃぁ例えば先ほどの問題を1問あたり60秒でやったらどうでしょうか?
だいぶ時間に余裕が出来て、持っている知識を使っていけば、解くことが出来るのでは無いでしょうか?また、なぜその答えになるのかと自分の頭の中で反復して確認する作業とかも出来ますよね。
その過程を踏まえるだけで、理解が出来れば出来るほど、成長することが出来ていくと思いませんか?
これと同じことが将棋にも当てはめられると思います。また、将棋においては、先ほどの計算問題なんかよりも遥かに複雑な問題ばかりです。毎局面ごと、そうした問題に会っている訳で、こうして問題にじっくりと向き合い、自分の持っている知識を総動員して思考をしていかなければ、何も得られることは無いはずです。
ではなぜ、大会に参加するべきなのかと言うと、
大会だと、いやでも全力で将棋を考えることが出来るからです笑
まず大会の特徴として・・・。
⑴対面で指すことが出来る。(ウォーズの棋神戦などは除く)
⑵参加費がかかる
⑶入賞したら、それなりの賞品や、名誉が与えられる。
⑷皆、全力で指していて、大会特有の緊張感がある。
⑸クラス分けされている大会も結構ある
⑹持ち時間が15分〜30分ほどあり、秒読み30秒以上あることが多い。
などがあります。
⑴〜⑷の特徴は、十分、全力で指す理由になるでしょう。
⑸はあまり実力差がある相手としても、将棋がすぐ終わって面白く無いと思いますし、自分の実力に沿ったクラスで出ればそれなりに良い勝負が出来て、面白いと思います。
⑹は結構大事で、ウォーズと比較して時間がある程度与えられている分、1手1手考える事が出来るようになりますね。それによって得られる事は先ほどもご説明した通りです。
よって、jinnanは、ウォーズを沢山やるよりも大会に参加していく事を推奨しております!!
以上です!今後は大会情報などもどんどん発信して行けたらと思いますので、今後ともチェックして行ってくださいね!頑張って更新します!
藤井聡太が4冠王って?将棋大賞について調べてみた
産経ニュースや毎日新聞で、藤井聡太が4冠王になったと報道されていますね。
一体どういうことなのでしょうか?
【将棋】藤井聡太六段、実質デビュー年度でいきなり四冠王 七段昇段スピード出世も(1/2ページ) - 産経WEST
将棋:藤井六段が年度4冠 対局数・勝数・勝率・連勝数 - 毎日新聞
内容を見てみると、13日に対局数、勝数、勝率、連勝の4部門でトップを独占したとのこと。
なるほど、将棋大賞のことを言っているのですね。
ただ、将棋会で一般的に言われている冠王というのは、タイトルの事なので誤解を招きそうな表現ですね。
将棋連盟の公式サイトでも、4部門独占という言葉を使用しています。
藤井聡太六段、将棋大賞記録4部門独占のお知らせ|将棋ニュース|日本将棋連盟
さて、将棋大賞についてあまり知らなかったので調べて見ました。
将棋大賞は個人賞、記録部門、優れた対局内容による賞、その他の賞と4種類あり、それぞれにいくつか賞があるとのこと。
毎年、3月〜4月頃に発表されているみたいですが、このうちの記録部門というのは、客観的な数値で決まるもの(勝率1位賞、最多対局数賞、最多勝利賞、連勝賞)なので、発表がされていなくても、全ての棋士の対局結果を統計すれば分かるみたいです。
なお、記録部門以外では、個人賞は最優秀棋士賞、優秀棋士賞、敢闘賞、新人賞の4つがあり、
優れた対局内容による賞では、名局賞と名誉賞特別賞の2つがあり、
その他の賞では、特別賞、升田幸山賞、升田幸山賞特別賞、東京将棋記者会賞の4つがあります。
これらは選考委員が発表するそうなのですが、藤井聡太の1年の活躍は前代未聞であったので、最優秀棋士賞や新人賞なども取る可能性はかなりあると思われます。
今年の将棋大賞は、藤井聡太がどれ位賞を総取りしていくか、見物ですね。
なお、今までの将棋大賞では、最優秀棋士賞を21回受賞するなど羽生さんがかなり目立ってました。
今までの将棋大賞受賞者についてはこちらWiki参照。将棋大賞 - Wikipedia
今まで自分は将棋を見ることより、将棋を指すことが中心だったのでこういった棋界のことはあまり詳しくなかったのですが、こういった賞が多数あるのを知ると、見るのも非常に面白くなります。
藤井聡太の動きには今や将棋を知らない人でも注目する位ですしね。
自分も藤井聡太の活躍ぶりでプロの世界により興味を持ったと思います。
それではこの辺で。
Macに激指を入れるとってもシンプルな方法を紹介
Macを最近買ってから、激指をずっと入れてなかったのですが、やっと入れたのでその方法を紹介します。
元々、激指はWindows対応なので、Macでそのまま使用する事が出来ないんですよね。
使用するには色々と方法があるのですが、ここでは全く難しい知識を必要としない超簡単な方法をご紹介したいと思います。
用意するもの
・激指のソフトウェア
・MacBookairなどディスクドライブが付いてない場合は、別途、外付けの光学ドライブを用意するか、ドライブがついてるpcにソフトのファイルを入れてUSBメモリで取り入れるなどする
・NXWine
こちらからダウンロード
NXWine_20130806_1.7.0.dmg - Google ドライブ
ダウンロード後は、ファイルを開いてインストールで大丈夫です。
前提条件
・Intel製CPUを搭載したMac OS 10.6.8以上
①まずはアプリケーションフォルダから、インストールしたNXWineを起動します
②ファイルを開くを選択し、激指のイメージデータを選択し、中にあるsetupをクリック。
③setupが完了すると、激指のファイルがデスクトップ上に出てくると思われるので(拡張子が.lnkになってる)、そちらをNxwineのファイルを開くから選択する。
そうすると、無事、Macで激指が起動出来ます!!
いかがでしたでしょうか??
わからない場合は、コメントして頂いた場合、気づき次第返信します!